当事務所は、高齢の方が亡くなるまで不安なく生活し、加えて死後の後始末や遺産の処分について最大限ご本人の意思を実現するために、財産管理契約、任意後見、遺言作成及び死後事務委任契約等、晩年のライフプランをトータルで実現するためのサービスを行っています。
特に遺言は、財産を沢山持っている人が作成するもので自分には関係ないと考えている人も多いですが、遺産のもめごとが生じるケースの多くは、主たる遺産が被相続人の自宅不動産のみなど、いわゆる庶民的なケースです。
ですから、子ども達など近親者が自らの死後に争うことを未然に防ぐために遺言を遺すことは、愛情の一つです。また、遺産の処分は財産プランの一部で、自分の財産を最後にどのように使うか、という積極的な目的で遺言を作成することをお勧めします。
アメリカなどでは、保有する財産に基づいて人生の節目ごとに遺言を書き換えることが良く行われます。中には30代から毎年誕生日に遺言書を書き替える人もいます。
また、親族に財産を残すだけでなく、寄付するなどして後世社会に貢献することもでき、遺言の活用性は遺産争いの防止に限られません。遺言作成にはいくつかの方法があり、当事務所では、確実性からこれまで遺言書の主流であった公正証書遺言に加え、これよりも費用の安い自筆遺言書保管制度を利用した遺言書作成も行っています。
さらに当事務所では、遺言ではカバーされない死後の事務(例えば希望に沿った葬儀や埋葬など)についての委任契約にも対応しており、トータルで終活のサポートを行っています。